
12年くらい前かな、すぴりちゅある大好き、自分もヒーラー?何?イタコ?神のお告げをする人?なんだか知らないけれど、そういうことを仕事にしたいという女性とたまたまお話をしました。注:そういう能力を持っている方の存在は身近にもいるし、否定もしませんが心がどっかにいっちゃっている方の話は、あまり聞きたくないのです。
その12年前に出会った彼女は、少し太っていました。痩せたいと言うので「夜は炭水化物を抜くといいよ」と軽く答えたら「そうすると母が心配するからダメなんだよね」と言いました。じゃ、母が見ていない時のご飯はどうしてるかというと、マックでハンバーガー食べてます。何かが、ちぐはぐ。
そして彼女はそのイタコ?になりたいのだけど、すぐに「今はタイミングじゃない」と言うのです。「仕事も忙しいし、今始めても疲れてるから難しい。土日は休みたいからできないし、こういうことはタイミングとか縁とかあるから。」とか言っていました。で「信頼している占い師さんに今は、ゆっくり休むときって言われて妙にしっくりきちゃった。」と言うので「単になまけたいのを正当化してもらったからやんか~」と思って聞いていました、私。
こういう人って、信頼しているって言葉を頭にくっつけて言うんですよ。聞き手にも納得を無理くりでもさせたいようで。信頼してる人が言うのだから、正しいんだって主張したいみたい。
きっとイタコ?になりたいという夢を持っていることで、自分を何もない人とおもいたくないと言うか明日に希望を持ちたかったのかな。やってみて失敗したら、希望がなくなっちゃうから。だからやりたいって言いながら、やらないでおかないと自分を支えていけなかったのかも。なぜなら・・・・この彼女は、不倫中でしたから。
相手は、奥さんはもうどうでもいいけれど3人の子供が可愛くて離婚ができなかったようで、何度も彼女と別れ話をしてはまた元に戻るの繰り返し。彼も彼女のことは奥さんよりも好きなのは好きだったのでしょう。奥さんからは得られないものを彼女から得ていたのは確か。でも子供を置いて離婚するまでの決心はつかない程度。
この彼女はそれで現実社会では、この2人の関係を肯定してくれる人などいませんから、相談はもっぱらイタコ?になるわけです。いや、占い師か。占い師は、言います。「あなたたちは、魂のつながりがある。」とか
「今生では結ばれない縁で生まれてきたけれど、来世では一緒になれます。今生は、2人は学びのために出会いましたから、周りの人にはそこは分かってはもらえませんが魂の結びつきは本物です」とかね。
不安だから、数人の占い師に同じようなことを聞いていたようで、おぼろげですが上記のようなことを言われたと不倫を正当化していました。そんな状況下でイタコ?になりたいという夢が彼女にとっては今生での希望だったのかなと思います。だからやってみて失敗するのはうすうす自分でも分かってるいるからタイミングじゃない、その時が来たらご縁があってどんどん進むんだと思うって言っていたのでしょね。自分を支えてくれている夢が消えてしまうから・・・彼とも結婚ができそうにないのに、夢までなくしたくなかったのかな。
すぴりちゅある好きの人の中には、なにかって言うとご縁がご縁がって言う人いるのですが、ご縁って棚ぼたみたいに来る時もあるでしょうが、私は自分がおかしな言動ばかりしていて、出会えないのはご縁のせいにしているのは、ちょっと・・・イタイなと感じます。努力もせず、ご縁がタイミングがと、自分以外のことのせいにしてても解決はしない。
例えば受験。偏差値は合格ライン、でも本番では落ちる人がいます。逆に偏差値は足りないのに本番で受かる人がいます。運も実力のうちと言う人もいますが、全然足りない偏差値だったら、奇跡は起きないでしょうが、ぎりぎりという人は努力をしています。そして、今ひとつ偏差値が足りないけどチャレンジしたら合格。こういうのは、運も実力のうちでしょう。
ですから人事を尽くして縁がなかった、運がなかったなら分かるけれど、自分は努力しないで縁やタイミングのせいにしてしまうのはいかがなものか?と思います。婚活は、出会いの運がいい悪いも、結婚運がいいも悪いも、自分でやれるだけのことをやりつくして、神頼みは全てをやってから最後にやることです。と、私は思います。
が、実際棚ぼたみたいなことも起きますし性格のいい子が結婚できるというばかりもないですね。でも私は真摯に努力する人を応援したくなります。おかしな自己の正当化さんよりも。