
私が思うことです。人は、正直であった方がいい。うそは言わない方がいい。隠し事もない方がいい。と、子供の頃大人から教えられて育ちましたね。でも・・・・・。相手にストレスを与え、自分はうそを言ったという罪悪感から逃れるための真実なのであれば、言わない方がいいのではないかと思うのです。
告白したことで、相手が辛くなる真実なら、自分が本当のことを言わないという罪悪感を請負い、相手には黙っているのがいいのではないかと思うのです。墓場まで持っていく覚悟で。
交際相手に、過去の自分の恋愛を全部言う人。それを聞いて、相手はどうだろう。そんなこと聞きたくなかった・・・という話。聞いてしまって苦しくなること。そんなもの言う必要はないけれど、隠し事はいけないと教え込まれている人は、言わないことに罪悪感を持ち、言ったことで自分は隠しているという罪悪感から解放される。でも、聞いた相手は苦しくなる。
中には、隠しておくのも罪悪感、言って相手に辛いことを聞かせた罪悪感を持つ人もいるでしょう。ならば、前者は自分だけです。後者は2人とも苦しいんですよね。だったら、言わないでおくのも相手への思いやりかもしれません。
どちらを選ぶかは、その時の相手と自分との関係性とかもあるでしょう。全部話して受け止めてくれた人・・・というのは素敵ですね。でも、それは、相手は受け入れるまでに苦しんでいたかもしれないです。
私は、全部を言うことが=正直者であるとは違うと思うのです。不誠実とは罪悪感無しに嘘が言える人ではないかなと。だから、相手のことを思うからこそ言わないこと、嘘ではないけれど、そういうことはないよっていうのも嘘の部類に入るなら、相手を苦しめないがゆえの「優しいう嘘」はアリだなと思うのです。
相手のことが大事だから、隠している罪悪感はありますよ。でも、それは、相手に苦痛を与えるくらいなら自分が請け負う。そういう「優しい嘘」は、いいのではないかと思います。結構、嘘がいけないと隠し事がいけないと思い込んでいる方が多いので。結婚するにあたって、特に結婚相談所での活動で詐称はいけないです。ここでいう嘘とは、詐称とは違うものです。